第1レース・2

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やっぱりもうダメだ… このまま、あの映像の人のように俺も無慈悲に殺されてしまうのだろうか。 行き詰まった俺はベッドに寝転んで思考をクリアにしてみた。 目を閉じて暗闇の中でヒントを探してみる。 見落としはないだろうか?やはり、どこかに鍵が…。 いや、あれだけ探したしもう見つからない。 絶望に打ちひしがれそうになりそうだったその時。どこからともなく音楽が聞こえてきた。 えっ?今まで流れていたか?探索に必死過ぎて気付かなかったか。それともたった今流れ始めたか。 いずれにしろ、手詰まりの今音楽にひたすら耳を傾けてみる。
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