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時々、とんでもない規模の雪嵐が続けば。
エメラルド色のマントが、千切れそうにはためく。
防寒マントも吹き飛ばしそうな雪の中で、アレンは微笑んだ。
きっと父様を助けられる!
雪と風の切れ間をぬって、新雪の中に体を進める。
すぐに小さな体は半分ほど埋まり、それでも雪を必死でかき分ける。
吹きつけの雪で、すでに右も左も分からない。
それでも・・それでも・・・。
それでも。
「鉱石…こう‥せき!」
祈るように探す。
小さな手のひらで小さな体全体で、雪の中を掘り進む。凍える体。
いくら基本体力が並の人間離れした獣人族のアレンでも、
この吹雪は危険すぎる。
頭がクラクラする。
冷気に体力を奪われ、凍えた指をすり合わせて息を切らして進む。
道に迷ったかな?セレネが言ってた場所と違うのかな?
ピー――――――!!!!!!!
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