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アレンはぎょっとした。
そしてそんな眼で見ないでよと行ってみたが、エンジェルは止まらない。
「帰れ!今すぐあの親子の元を離れて帰れ」
「何だよ、怒鳴らないでよ。理由も聞かないでそんなこと言うの?」
「父様が苦しんでるんだ。俺、助けたいんだ。何とかしてさ。
その・・方法があったんだよ。雛の鉱石があれば助かるって聞いたのに、
諦めろなんて言うの?」
「諦めろ。」
アレンは唇を噛んだ。
「何で⁉それしか、方法が無いかも知れないのに」
エンジェルは答えない、俺を睨んでいる。
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