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何もかも悪いほうに向かい、むしゃくしゃしながらベッドに寝転ぶ。
(丑三つ時を超え、午前三時くらいだっただろうか。)
ふと暗闇を見ると
白い能面?のような顔が浮かんでいる。
お化けだ。
でもなぜか怖いとも思えない。今ある現状のほうが絶望なのだ。
取り乱したのだろう。精神的不調のせいだ。
どうせお化けがいても、どうでもいい。今の日常のほうが怖い。
寝た。
次の日。
何もなかったように起きて、逃避したい現状に抗う。
夜。またお化けが出るのかと警戒して明かりを消す。
何も出ない。
いや、白い影がいる。
甘いにおいがする。
よく見ると
女の子だった。
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