ヤミー少女、昨日を思い出す。

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 さて、ブラックシックのトップが部下に脅されている頃、ヤミー少女である凛は昨日のことを思い出していた。 「そうでした、昨日は確か____」  帰って来てすぐ、ヤミーンさんの母星であるキュアキュア星に連れていかれたんだ。  それでその後『じゃあ、まずは新しい魔法を覚えるために魔力を高めよう!』とか言い出したヤミーンさんによって謎の密林みたいな施設に放り込まれて、見たことも無いような動物……いや、最早動物と言っていいのかも分からないようなものとサバイバルを繰り広げたんだっけ。  それでその後もとても六時間未満での密度とは思えないような拷問__もとい、特訓をしたんだ……。  ……忘れて、いたかったなぁ。 「楽しみだね!昨日の続きっ☆」  ヤミーンさんの笑顔が物凄く怖い。  心の底から裏表無く笑っていそうなところが特に恐怖でしかない。 「……因みに、今日は何を……?」  聞きたくはないけど何の覚悟もなく挑むよりは数万倍マシ……なはずですよね! 「今日はまず一時間くらいミノタウロスと鬼ごっこをしてもらって________」 「あっ、もういいです。」  このままだと私は普通にミンチにされるか疲労過多で苦しんで死ぬ。  …………どうせ死ぬなら楽に死にたいなぁ……。
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