10人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「あっ忘れてた!
何回も言ってるけど君一応魔法少女の一種なんだよね。
だから、ちゃんと変身してね?」
……はい?
「変、身……?」
するんですか?という意味を込めて繰り返すと、ヤミーンさんは至極楽しそうに「うん!ステッキを高く掲げて『ヤーミンヤーミン!』って言えば変身できるよ☆
因みに変身完了したらちゃんと『どんな闇でも病みっと解決!ヤミー少女、見☆参っ!』って叫んでね?」と答えてくれました。
……あはは。
もしかしたらミノタウロスから逃げることも、魔力を足に集中させて針山を歩くことも、全部簡単に思えるほどの無理難題かもしれないですね……はははははははは。
「……因みに、拒否権は……?」
「僕が今までにそんなものを与えたことがあったかな?」
「ないですね……」
どうせTwittorとかに『ヤバイやつおったwwwwwwwww』とか言って晒されて社会的な死がもたらされるんだろうなぁ。
短い人生だった。死にたい。
「じゃ!今から変身してみよっか☆」
【悲報】拒否権が失われた件について
最初のコメントを投稿しよう!