ヤミー少女、実戦に挑む。

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「あっ忘れてた!  何回も言ってるけど君一応魔法少女の一種なんだよね。 だから、ちゃんと変身してね?」  ……はい? 「変、身……?」  するんですか?という意味を込めて繰り返すと、ヤミーンさんは至極楽しそうに「うん!ステッキを高く掲げて『ヤーミンヤーミン!』って言えば変身できるよ☆  因みに変身完了したらちゃんと『どんな闇でも病みっと解決!ヤミー少女、見☆参っ!』って叫んでね?」と答えてくれました。  ……あはは。  もしかしたらミノタウロスから逃げることも、魔力を足に集中させて針山を歩くことも、全部簡単に思えるほどの無理難題かもしれないですね……はははははははは。 「……因みに、拒否権は……?」 「僕が今までにそんなものを与えたことがあったかな?」 「ないですね……」  どうせTwittor(ツイットー)とかに『ヤバイやつおったwwwwwwwww』とか言って晒されて社会的な死がもたらされるんだろうなぁ。  短い人生だった。死にたい。 「じゃ!今から変身してみよっか☆」  【悲報】拒否権が失われた件について
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