密着!ヤミー少女の1日!

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「行ってきます。」 一声をかけてから家を出て、自転車に乗ろうとする。と、ヤミーンさんが声をかけてきた。 「練習代わりに学校へは飛んで行け。」 …超低音ボイスで。 「わ、分かりました…。」 あれ、私はステッキをどこへ…?と頭の中で考えているとヤミーンさんが無言でステッキを投げ渡してきてくれました。 この方は私の思考を読んでいるのかと疑えるほどいいタイミングで思ったものをくれますね…。 これ以上のんびりしているとヤミーンさんにミンチにされそうなので、考え事は止めてステッキを持ち「空を飛ぶ」とそっと呟いた。 個人的には漫画的な飛び方よりも歩きの方が怖くなかったのでそちらがいいけれど、 今の時間を見るとそこまで余裕があるわけでもないので私は前者の飛行法で学校へと向かうことにした。 なんて思考で家を出たのが6時45分。 そして学校に到着した現在が6時55分である。 …うわぁー、はやーい。 …いやいやいやいやいやいやいやいやいや、私時速何㎞で空を飛んでるんですか!? いつも電車で1時間ほどかかっている距離ですよね!?!? 空気の抵抗とかそういったもの全く無しだったのであまり意識してませんでしたけど…! 「…言い忘れてたが魔法の力☆だから空気の抵抗とか空飛んでるときはないからな。」 「あ、分かりました。ありがとうございます。」 魔法の力って便利ですね…。 さて、この後ですが、私は家に帰り7時40分までゆっくり家で寝ました。 それはもうぐっすりと。
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