密着!ヤミー少女の1日!

3/4
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
 ふと目が覚めて、スマートフォンの時計を確認する。 「……うわ、7時くらいに二度寝し始めたのにもう7時半だよ……」  昨日まででこの時間の起床だったら確実に寝坊だけど、今は魔法が使える。  ……魔法、最高……。  もしかしたらヤミー少女になったからって魔法に頼ってばかりでは駄目だと言う人もいるかもしれません。  しかし、『使えるものは使う』これが私の信条ですので使えるうちは使いますとも!しっかり最大限!! 「……あと10分寝られる……」  そんなことを呟いて、私は再び眠気に身を委ねた。 「__き_。」  ……? 「__きて_。」  誰……? 「おーきてっ☆」  お母さんの声じゃない……。  まぁいいや。 「起きて起きて起きてー!」 「……うるっさいなぁ……」  ……ん?あれ?  いいいいい、今の声ってもしかして……。 「………………は?  今、なんて言った?  わざわざ君のことを起こしてあげた僕に、何て言ったのか、一言一句間違えずにもう一度、教えてくれるかな?」 「おおお、おおおおおオハヨウゴザイマス……」  朝が弱い私でも一瞬で目が覚めたので、この起き方を皆様におすすめしたいと思います。(命の保証は出来ません。)
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!