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そして・・・
ゾディアック本部。
「何!?青龍と朱雀が殺られただと!」
白虎が申の報告を受け怒鳴った。申はその表情に後退りし雀に撃たれた足がもつれて転んだ。
「はい。残念ながらキメラと我々には力の差が歴然です。」
「分かった。」
白虎は公安部長へ電話をかけた。
「はい、わかりました。しばらく組織は休止で皆に伝えます。」
電話を切った白虎に申が近づき耳元で囁いた。
「もう1つ、キメラがあなたに伝えろと。"情報が違う。お前に近々会いに行く"と。」
白虎はそれを聞くと
「俺も会いたいね~」とニヤッとした。
「ご苦労だった。もうひとつ頼みたいことがある」
申は白虎に追加の依頼をされ出ていった。
「ようやく俺の組織になる」
白虎の高笑いがいつまでも響いていた。
第4章 ~完~
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