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――――キラキラ光る海面――
――空には、どこまでも突き抜ける青い空。
入道雲は、驚くほど白く、その下をカモメが飛んでいる。
幻想的な世界だ――。
海に入るなり、キャッキャッと、飛び跳ねるように喜んでいる茅ヶ崎雪菜。男の水着で、あんな風にはしゃがれると、どうしていいものか困る。
ビキニを着ている俺が、キャッキャッと騒ぐのも、どうかしていると思うので、ぼんやりと海面に浮かんでいる。
実に――気持ちがいい。
俺はプールも好きだけど、海も同じくらい好きだ。波の音に耳を傾けるだけでも、気持ちが落ち着く――
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