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ただいまー! と、明るく帰っていく声が聞こえて、ほっとしている。
それから、数十分。
俺は茅ヶ崎の家を探して歩き回ったが、どうやら道に迷ってしまったらしい。
「お姉ちゃん、遊び疲れて、可愛い妹ちゃんに迎えに来て欲しいのぉ。扇ヶ浜公園の近くのコンビニまで迎えに来てぇー!」
と、甘えた声で、美織に連絡を入れた。
ぬぬぬぬ。
さすがに、道を忘れたとは言えないだろう……。
お姉様〜!
と、家を飛び出ている美織の姿が目に浮かぶようだった――。
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