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「お姉様〜!」
コンビニの前で待っていると、姿はまだ見えないが、明るくて透明な美織の萌声が聞こえた。
いつか声優オーディションに連れて行ってやりたい。すぐにデビューが決まって、アニメに出演。それから、オープニング曲を歌って、武道館ライブ。付き添いで俺も忙しくなるぞおおー!
妹が好きな、おバカな兄の妄想を破るように、――角から走ってくる美織の姿が見えた。
ぬぬぬ?
なぜ?
……迷彩服?!
「帰りが遅くて、心配しましたわ!」
と、飛びつかれた。
腰には、マシンガンが装備されているが、迫力はどこにもなく、ちょっとサイズが大きいので、コスプレに見えて、可愛いい――。
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