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「――――っぉおおおおお……!!!!」
声が上ずったのは、フライパンを持った美織が立っていたからである。
「お、お、お姉様――――!!!」
徹夜明けの眠気が、吹っ飛んだ。
「油断も隙もありませんわ。朝っぱらから、14歳の裸に囲まれ、デレデレ、デレデレと鼻の下を伸ばして。どういうことですの! お姉様としての自覚を、少しはお持ちになられてはいかがでしょうか?! ゆくゆくは、この町を背負って成長していくお方。それが、14歳の裸で、鼻血を出して、美少女の裸膝枕!! ゲームでもそんなのは見たことありませんわ。変態プレイでしたら、この私としてください!」
最後は言い間違え? 本音? よく分からんが……。何かにますます腹を立てている美織。
「とにかく! 南条さん、三上さん、東山さん、いつまでも裸でうろうろしないでくださいませ。お姉様は、まず起き上がる! それから、朝ご飯の支度を手伝ってくださいませ」
すみません。すみません。本当にすみません。
素直に謝るしかなかったわけで……。
「今すぐ、お手伝いさせて頂きますっ!」
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