22. JCとエッチな朝

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 白良浜で茅ヶ崎が誰かに見られている。そう話していた。  あの時は、まさか! そんな風に思った。  しかし、犯人を見つけてしまった瞬間だ。  ものすごい嫉妬心を持った者……、それは―――― 「みーーーーーーおーーーーーーーりーーーーーーー!!!」 「お、お姉様〜、ど、どうなさいましたでしょうか?」  二階からドタバタと転がり落ちてきた。  激しい剣幕と手に持つ一番レフに気がつくいて、美織の頬が引きつっている。 「おおおお姉様ー! 私はお姉様の初デートが心配だっただけのことですわ。お姉様の写真をコレクションするのが好きだとか、それを一日中眺めているのが好きとか、お姉様のビキニ姿にキュンキュンするだとか、そういったやましい気持ちは、一切、断じてありませんのでございます!」 「はあぁぁぁあぁぁぁあ! このド・変態!」  苦し紛れに、本性を白状しているではないかっ!  美織を捕まえると、お仕置きで、一度やってみたかったことをやってみます。 「お尻、ぺんぺんじゃー!」 「ひえぇ〜。お姉様ぁ〜。ごめんなさいぃ〜。どうか写真を消すのだけは、おやめください〜! もう、二度としません〜!」  ――この時、俺はこの時間が永遠に続くと信じて疑いもしなかった。  平和で姉妹愛に溢れたこの瞬間を、愛おしいと感じていたのだ――。  一方で、茅ヶ崎雪菜として、学校に行く時が、今まさに刻々と迫っていたのだった。
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