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「お姉様とこうして、一緒に通学出来ることが、私の幸せですわ」
美織はスカートの裾を広げるように持つと、くるっと一回転。
ふわりと、髪の毛が揺れて、ウインクを一回。
「美織の学校は、ここを左じゃないのか?」
「私は少しでも、お姉様と一緒にいたいのです。例えそれが遠回りでも、校門までは一緒に行かせていただきますわ。だってお姉様の隣にいるだけで、私の胸は高鳴りますの。制服姿のお姉様って私にとってド・ストライク。その制服のボタンをひとつ、ひとつ外して、スカートの中に手をいれて……、キャー!!!」
慌てて首を横に振りながら、唇をブルブルさせている。
交尾を途中でやめさせられたメス犬のようにしか見えない……。
「お姉様ったら、朝っぱらから、えっちですわ!」
ひとりツッコミを入れている美織を置いて、歩き出す。
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