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「待ってください」
すぐに追いついて来て、
「お姉様! 一生JKでいてくださいませ」
と、大きく口を開けて、微笑んでいる。
「あと一年と半年で卒業だよ」
「それは、残念過ぎますわ……」
ごく普通だろ。
「それでしたらやはり、お姉様がJKでいる間の1秒1秒を、貴重にしなくてはなりませんわ」
美織は俺の手を取ると、走り出した。
笑顔が朝日を照り返している。
――周囲に満開の花が咲き誇るのが見える。
これも何かの必殺技だろうか……。
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