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「どうぞぉ」
「私と神楽君の体が元に戻ったら、神楽君はどうなるの?」
「死後の世界に帰ります。神楽君が転生できるのは、茅ヶ崎さんの体の中だけです。つまり、茅ヶ崎さんが神楽君に恋をしても、絶対に叶わない恋となる訳ですぅ。えへへへぇ」
霧島が絶望を軽く笑い飛ばしている。
この美少女が死神に見える。
同時に胸がキューンと痛むのが分かった。
私はもう、神楽君に恋をしているのだ。
神楽君と私の接点とは……
――――恋する気持ちなのだろう。
そう思えて仕方なかった――――。
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