4. JKのエッチな誘い

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4. JKのエッチな誘い

「私達付き合って、半年だよ。彼、見た目はキツいけど、とっても優しいの。こないだ半年記念で指輪くれたんだ。見て見て、可愛いでしょ!」  彼女が自慢げに手の甲をさし出してきた。その指輪の形はどうだっていい。  しかし、これで栗山には、付き合って半年になる彼女がいることが証明された。    茅ヶ崎は栗山と付き合って三ヶ月ということは、栗山にとって茅ヶ崎は、初めからただの遊び相手でしかないことになる。つまり、栗山は、茅ヶ崎雪菜に近づくに値しないクソドブ男だ。 「うわあ! 可愛い指輪ね。栗山君って優しいんだね。でも、かっこいいし人気者だから、浮気とか心配じゃない?」 「ないない。彼に限って浮気なんてないない。約束してくれてるもん。私だけだって。私も彼が大好きなの」  俺はにっこり微笑んで、白い歯を見せた。その時、トイレから戻って来る、栗山の姿が視界に入り、あちらもこちらに気付いたようで、頬が引きつりはじめている。  俺は満面のスマイルで手を振った。 「栗山君〜! こっちこっち! さっきは、ごめんね。せっかくデートに誘ってくれたのに、素っ気なくしちゃって。でも、知らなかったよ〜! こんなに素敵な彼女さんがいるなんて。付き合って半年なんだってね!」  栗山の表情が一瞬で、青ざめたのが分かる。俺は、席を立つと、栗山の前に立ちはだかった。  茅ヶ崎と栗山が付き合い出した色恋沙汰は知らないが。茅ヶ崎が困っているのは確かだ。
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