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ユリマ、20歳、6月。
何度もカラスにゴミ捨て場を荒らされ、むかつき過ぎたユリマが八つ当たりのように出した結果、彼女がたどり着いた結論は
『感謝』であった。
むかつきを通り越して逆に感謝する。
自分をある意味育ててくれたカラスに対する限りなく大きな恩。少しでも返そうと思い立ったのが『1日1万回、感謝の正拳突き』。
気を整え、拝み、祈り、構え、突く。
ドゥフ!
一連の動作をこなすのに5~6秒。はじめた当初は1万回突き終えるのに18時間を要した。
突き終われば日が暮れ、倒れるように眠り、起きればまた突く。
ユリマ「へあっ!」
ドゥフ!
そして二年が過ぎた頃、異変に気付く。
ユリマ「はあ、はあ」
1万回突いても、日が暮れていない!
齡20にして完全に羽化する。
感謝の正拳突き1万回、1時間を切るっ!
…代わりに祈る時間が増えた。
ピヨピヨ
山を降りた時…
ユリマの正拳突きは、音を置き去りにした!
パァンっ!!
「カーカー」
作者「もう荒らさないから許してくれって言ってます」
ユリマ「いいよ。ハンターハンター連載再開してくれるならね」
ユリマ「またこの修行かよッッ!!(前作『ユリマちゃんの休日 りみっくす!48ページ』みてねっ!)そろそろエブリスタさんとハンター○ハンターの富○に怒られるわよっ!?」
作者「さりげなく宣伝ありがとう」
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