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まぁ、なんのかんのと言いながらも 昼間っから白ワインを呑んだりしたから正直、そろそろ帰ろうかと考えていたところで だから、このタイミングは丁度いいものだった 「お前、ワイン結構呑んだろ 大丈夫か?送る?」 わたしの雰囲気を感じ取った眞ちゃんは無理に引き留めたりはしない そして 「そう、ですか? また来てくれます?」 もう仕事場では会えなくなるんだし、と美紀ちゃんは少し残念そうに眉毛を下げる 「うん、送ってくれなくて大丈夫です うん、またお邪魔します 今度はウチにもおいでよ、美紀ちゃん、ね」 眞ちゃんと美紀ちゃん、それぞれの問いかけに返事をして腰を浮かせた
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