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話を戻すとだ。
何やら思い出したことがあると、瀧さんは言う。
ちょっとお待ちを…と、探し物してくると瀧さんは出ていき、入れ替わりに時子さん達も来ました。
俺「瀧さんがなんか知ってそう」
と言えば、
時「あら、瀧さんが?」
なんやろう…と待ってたら、何か持って戻ってきた瀧さん、何やら俺達に見せてくれたんです。
時「まぁこれは?えらい年季の入ったお写真ね」
瀧「そういえばこの案件を受けたとき、これも関係あるんかと預かったんですがね、ここに写ってるのが、当時、このトイレのあった場所ですわ」
ちょっとわかりにくいんですが…、見せてもらったんです。
なんていうかほんまにわかりにくかったんですが、小さい建物が写っていました。
瀧「で、この辺が今ベンチやら屋根やらの所で、ここが平地になって、歩道になってて」
と説明を受けたんです。
俺「この建物って何?」
瀧「さぁ、何分古いものですから、家なのか物置なのかはわからんのですけど」
当時は今と違って、民家やらがあったんではないかと言う。
俺「学校…ではないよな」
瀧「学校にしては狭いでしょうし、トイレの花子さんというなら、当時はこの建物をノックするんでしょうかね?」
なんて言おうものなら時子さん。
時「ノック?どうして?」
と聞く。
瀧「トイレの花子さん言うたら、ねぇ若さん。トイレのドアノックして呼ぶアレでしょう」
俺「そうそう、ほんなら花子さんが出てくるとかなんとか…」
時「まぁ、そんなしきたりがあるのね」
しきたり!!!!!www
俺も瀧さんもそうですが、言い方に何故か笑ってしまい。
(本人は真面目に言うてるだけに)
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