心霊異聞録Ｒ～廻～

師弟。

そんな時期にうちにまわってきた案件内容なんですが。

仲介さんからざっと説明されたのが、

『他所に頼んでみてもらってるが、一向に良くならない』

なのでもう別のところにお願いしたい、という話やったんです。

初回請けて欲しいってことやったんで、初回の手配をしました。

こういうのも意外とあって、こっちはこっちで、「こういうのも減りませんね」と、話題にあがることもチラホラ。

で、だ。

そんな初回面談が終わって、記録を確認したところ。

初回日時やら、いろいろと項目があるんですが、それらを拾っていくとこうです。

面談場所、〇〇市　××カフェ。
依頼主　　長女

最初の異変に気付いたのは長女さん、約二ヵ月前になる。
場所は実家の居間、二階、階段を上がりきった場所。

父親
就寝中に、ふと目が覚めて、気が付く。
自室を行き来する人の影。
(ほんの数秒？一瞬？)

はじめの異変から二週間後、某家に依頼し、派遣されて来たのが三名。
（うち、代表？仕切っているのがA氏)

息子氏に関係ある何かが影響していると言われ、即日お祓い、お清め。

しかし三日後にまた異変あり、再度A氏に相談し、再度上記対応。

それが何度か続き、A氏には、息子氏が憑かれやすく、都度対応するしかない、とのこと。

持ち物　　家内写真　３枚（撮影日は　〇/×、〇/△、□/☆）
(いずれも目視で確認できる。同一人物？可能性あり）

担当所感

家憑き？原因は息子？
訪問必要。
祓い？に疑問あり。

家人に影響は今はないため、緊急性はなしとみるが、今後を考えると、近日動く必要性あり。

担当　　森岡

………………………。

まんま抜粋しましたが、（）は担当が聞き取りしながら赤ペンで書いたものです。

先に記入してもらう書面があり、そこに書き足すように追記されてるのが（）内です。

とまぁこんな感じでね。