師弟。

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依頼人の家に再訪問した時、なにやら一悶着あった、という松っちゃん。 内容はこうです。 「その後どうですか?」の訪問したら、家族さんからは「あれから何も起こってません、ありがとうございます」とお礼の言葉をもらい、実際何もないのか家を見せてもらい、こちらも問題がないという時点で、「これで終了です」となり、依頼自体終了となるんですが。 松「こちらの訪問中に、Bさんという人から、家族さんに連絡あったんです」 前任の人らしいんですけどね。 その場で家族さんが、 「そちらにもうみてもらわなくても、別の方にちゃんとみてもらったので、もう訪問は結構です」 と断ってたそうなんです。 室「いろいろ聞かれてたみたいなんですが、家族さんも説明に困ってはったんです」 最終的には、そのBさんとこも、最後に訪問させてほしい、電話対応で終わりはちょっと…と言うてきたそうです。 室「家族さんの方は、そうまで言うなら来てもらってもかまわんって言うてはったんですけど、電話をきった直後に今度はAさんから電話があって、どこにお願いしたのかとか、聞かれてたんです」 で、家族さんから答えていいか、と聞かれたんで、室井さんが対応した、と言いました。 室「電話に代わってもらい、直接話をさせてもらいました。文句でも言われるかと思ったんですけど、別にそうではなく、ただ歯切れが悪いというか」 はぁ…、はい…、それで、どうなったんですか?的な、もごもごした感じのね、と室井氏。
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