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吉田さんから話が行き、事の経緯を知った時子さんには。
時「若さん、すぐに△×さんから連絡があって、詫びておられました。後日改めてこちらに来られるそうですわ」
俺「諸戸の先生も褒めてたって言うてたから、会ってみたいな」
と言えば。
時「そういうあなたやからこそ、私らは救われるんですね」
俺「おおげさやな~」
と言えば。
時「そんなことないですわ。あなたがあなたらしくおってくださるから、皆があなたを大事に想うんです」
何も変わる必要ないですよ、と言うてくれました。
さらに。
おまるから怒りの報告を受けたリン君は。
リ「リーシュン」
俺「うん?」
リ「大丈夫ですか?」
俺「うん。今度謝りにくるねんて」
と言えば。
リ「私は許せません」
と言うけども、だ。
俺「知ってるか?リン君。そういうのはな、わかる人だけわかってたらいいんやで」
と言えば。
リ「私はわかっています」
俺「それやったらいい」
それでいいんですよ、わかってくれてたらいいんです。
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