心霊異聞録Ｒ～廻～

もうひとつの家族

初回からは季節も変わったある日、変化の兆しがあったそうです。

予定していた面会を、体調不良で一回飛ばした翌週に、初めて涼太からのアクションがあったそうです。

森「先週は、風邪をひいてしまって来れませんでした」

そう言うたらば。

森「当時CMでやっていた、某風邪薬の曲を弾いてくれたんですよ！(笑)」

でもね、若さんと。

森「声を出せ！！と思いましたよ私は！！(笑)」

いやもう俺やったら、そのツッコミ入れてたと言えば。

森「私は思わずその場で拍手してしまいました！！(笑)」

嬉しさのあまり、思わず「ありがとう！」と、謎のお礼と拍手をしたと森岡氏。

嬉しさのあまり、さらにテンションの上がった森岡氏。

森「私の知ってるピアノ音楽といえば、映画や有名どころの、それこそ有名なありきたりな音楽しか知らなくて」

でも…と森岡氏。

森「私は映画が好きで、映画の音楽は弾けるかと聞けば、まさかの“ゴッドファーザー”をその場で弾いてくれたんです！(笑)」

私の“古い映画が好き”という、他愛もない森岡話を、涼太は覚えてくれていたと、これまた嬉しそうに言うわけさ。

そりゃ嬉しくもなるわな～と思う俺。
聞いてて思わず、「よかったな！」と言うてしまいましたよ。