トイレの花子さん

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おまるの整骨院通いはだいたい週2回のため、そんな隙間なく当日を迎えました。 俺とリン君はナオキと合流し、おまるとヨッシーを待つことに。 近場に車停めるところはあれど、中に入っていくことになる予定のトイレ。 待ってる間に、頼まれごとをされたリン君。 リ「丸尾さんから、ナオキ君をと」 取り出したのは事前に準備をしていたもので、水、清め塩、線香。 清めの塩で薄めた塩を口に含み、軽くゆすいでペッと吐き出す。 その後、同じ清め塩を少量口に入れる。 線香を焚きながらそれをするわけだ。 ナ「ここまでするとか何かあるん?」 俺「念のためやろ、気にすんな」 まぁ気にすんなっていうのもどうかとは思うが、ここまでするからむしろ大丈夫なわけで。 ちなみにこれは、おまるがよくやる即席のお清めと思ってもらったらいいです。 そしてもうひとつ大事なのが、念には念をで、おまる作成の身代わり札です。 詳しくは伏せますが、俺、リン君、ナオキの名前が書いてあり、ナオキの代わりに俺とリン君がもらい受ける、というものと思ってもらえたらいいです。 それをナオキに持たせ、準備は完了。
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