トイレの花子さん

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さて、俺は目を閉じて、あとはよーく見せてもらおうかな。 俺の閉じた目に、多分きっとペタペタと触っているであろう鈴の子。 一瞬ですが見せてくれました、バチっとなんか、そんな感じで。 ほんの一瞬と言えばそうなんか、その割には結構はっきりわかったのが、目の前にあったトイレの場所に、写真に写ってる建物と、感じ取れと言わんばかりの“当時の空気”とでもいうんでしょうか。 俺の頭に、ポンッ!ポンッ!ポンッ!と、三つの情景が入ってきました。 古い小屋、空気、それと座ってる女の人。 少なくとも“女の子”ではないな。 で、これを見せてどうする?って思ったんですが、まぁあの空気やと色々と見えてきたもんでね。 そこからは俺の感覚で行ってみようかと思い、それはもう…。 華麗に! 速やかに! 優雅に!! リン君の視界から、フェードアウトしました←
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