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がっつり進んで近くまで来てみたら、無人ではなくそれなりに人もいてる。
夕方頃で人もまばらではあるけど、散歩してたり、ちょっと遠くに人もちらほらと。
周辺は普通に人の行き交うところなわけですよ。
の割にはあのなんとも言えん空気を見てしまうと、そこだけ別世界のように思えなくもないな、と思いながら、トイレ近くで立ち止まって写真を見る。
やっぱりさっき見たのは、この写真の小屋やなと。
そして振り返ると、もはや視界にリン君とナオキはなし。
後から来るからヨシッ!てなもんで、ちょっと構えてもう一度トイレ周辺を見てみると、妙な空気を感じた場所がひとつ。
正確に言えばトイレの裏側の壁なんですが、どうもそこが気になった俺。
小屋はわかった、空気も何となく、あとは女の人なんやが…。
いや、ナオキの見た女の子はどこや?
と、壁を見てはみたものの、うーん…と。
しばらく考えてたら、ちりんっ…とまた耳元で鳴る。
また何か『見せたいもの』がある、と。
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