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ぎち…ぎち…みたいな縄の揺れる音と聞いて、察しがついたリン君は。
リ「きっと悲鳴を上げてるでしょうね」
と、ちゃんみおのことを言ってました。
ここで何があったかわからんが、
俺「ナオキ、女の子はおらんぞ」
ナ「俺、目は開けたくない、聞いてるだけでも怖い」
俺は一呼吸置いて振り返りましたけど、その時はただの壁でした。
俺「もう見えんとは思うけど」
と言えば、
ナ「離れんといて」
俺「わかった」
そらもぅ、がっちりと腕を掴まれ、力を緩めてほしいと言えば、
ナ「ふらふらどっか行くくせに、もう首輪しといて!」
と謎に怒られました。
いや、不可抗力と言いたかったけど、今はさて置いて、これが何かの原因になったような気がして。
俺「俺ここでナオキとおるけど、なんかわかってる?」
多分、時子さん含め、おまるとヨッシーは何かに気づいてるっぽかったのでね、聞いてみました。
吉「瀧さんの話が気になったもんでね、その写真、おまるにも見てもらってたんですわ」
ねぇ、おまる、と言えば。
丸「まぁだいたい察しはつきましたがね、イタコと聞いたもんですから」
今度は俺に、その写真を貸してくださいと言うんで、おまるに渡しました。
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