トイレの花子さん

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でもナオキは、 ナ「俺呼ばれてたん!?」 あの時はそんな感じはしなかったと言えば。 丸「そら私が定期的にお清めしてますからな」 多少なりとも寄せないようにしているからこそ、ナオキは気づかなかったと言いました。 だからこそ免れたが、そうでなかったらと思うと、確かに肝が冷えるな。 余談ですが憑かれやすいとか、何かに巻き込まれやすい人は、定期的にお清めしてもらうと随分改善します。 俺もしんどい仕事の後とかおまるに清めてもらいますが、グッと楽になるところをみると、おまるスゲー!ってなるし、それを頼る人も理解できる。 ナオキもずっと昔からおまるに世話になってるけど、現状あまり霊障とかに困るなく生活できてます。 丸「貴女がそれでは、どれだけ呼ぼうとも、言葉にならんでしょう。お辛いことですな」 だからもう、ここから離れ逝くべきところに逝くのがいいと言えば、気に入らないのかまたも嫌な感じがぷんぷんする。 怒ってるんか、悲しんでるのか、どっちにしても不安定なこの地縛霊。 またもヨッシーに、 吉「貴女もお辛いでしょうが、今生の者に手を出すのは見逃せませんのでね」 と、ビッシビシと。
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