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丸「これも“一生”というならそうなんでしょう。祝い事ですし」
み「お願いお父ちゃん❤手伝って❤アタシだけじゃ心配なんだもの❤」
丸「えーっ!?私若さん連れて帰らなあきませんのにっ!」
お父ちゃんが一緒に行ってくれるならって、みどり言うんです。
おまるが行くっ!?
それなら俺も。
俺「俺、帰りいつでもいいで!おまる行くなら俺も行くっ!」
リ「流れ的に私も参加で」
丸「えぇーーーーーっっ!?」
みんなで行きましょっ❤
と、かなり強引に行くことになったおまるご一行。
木「ほんまにいいんですか?」
み「いいのっ!私だけじゃ不安ですもの」
お父ちゃんくれば安心❤
とか言うてたけども、勢いに圧倒されてる木村さん。
しばらく展開についていけてないと言いました。
さて出発しようか、と事務所を出て。
おまるとリン君は後ろからついて行くと言い、俺とみどりは木村さんの車に乗りました。
車に乗ってみどりが言うんだわ。
み「木村、よかったわね」
木「何がですか?」
み「あんた全然気づいてないのね」
え?ってなってる木村さん。
さらにみどりは言いました。
み「お父ちゃん、写真しか見てなかったの。なのに“祝い事”って言ったわ」
木「祝い事…」
み「そうよ。アタシ、久しぶりにぞわぞわ、武者震いっていうのかしらね?(笑)」
って嬉しそうに言うんだよ。
み「木村。お父ちゃんは写真一枚で、ファイルにしか書いてない、見てもいない“祝い事”を言い当てたの。これが私がお世話になってる“京都”なのよ」
言われて気づいた。
確かにおまるは、母の写真しか見てないんです。
俺「何か気づいたっぽいな」
み「そうねぇ~。私よりもっともっと“上”の、お父ちゃんを実感出来るんですもの。行かないでどうするのよ」
黙って聞いてた木村さん。
木「僕、今鳥肌すごいんですけど…」
と言ってましたがね。
それが“おまる”なんですよね~。
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