若みど誘拐事件簿。

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この家族写真のご一家、ここでは仮名で平井さんとしよう。 依頼主というのは、どうやらここの長男、勇さん(仮名)。 木村さんが何回も電話をかけても一切応答はなし。 ただショートメールで一回だけ連絡がありました。 『お金は直接持って来てください』と。 平井家の近くまで来て、こっちも適当な駐車場に車を停めて、歩いて平井家まで行きました。 見た目からして洋風な、白壁の大きな家を見たら『HIRAI』の表札。 ピンポン押すのになぜか躊躇う木村さん。 木「ちょっと深呼吸さしてください」 と言うんですけども。 み「いくじなしね~!」 丸「何をモタモタとっ!」 リ「…………(押す)」 ピンポーンッ。 あ(´・∀・`)www 木「あぁっ!」 もうリン君が無言でポチッ!とw しばらくしてから応答ありました。 『はい、どちらさまでしょうか』 木「あっ!そのっ、わたくし〇〇デザイン事務所の…」 リ「平井様でよろしいですか?ご依頼の件で参りました」 もう完全にもたつく木村さんの代わりに、サクサク進めちゃうリン君← 『今開けますので、中にどうぞ』 インターフォンが切れたと同時に、門のオートロックが解除されて、中に入ろうとしたわけですが。 もう完全にショボンヌされてる木村さん← み「あんた帰っていいわよ(笑)」 木「いえ、僕もいます!」 丸「ボヤーッとしてんとちゃんと仕切りなはれや!」 木「もう何かさっきからついていけてなくて…」 ……………………………。 俺「リン君、指滑ったん?(笑)」 リ「はい、うっかりしてました」 えーーーー(´・∀・`)w とかなんとか言いながら中に入るわけですよ。
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