若みど誘拐事件簿。

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玄関の方まで歩いてたら。 俺「あ」 み「あら」 丸「気づきはったんか」 リ「あちらですね」 ちょこーんと、俺の足元に横並びに立ってるお鈴ちゃん。 にこにこしながら、指さしてるんです。 その方向見たら、大きなガラス扉の向こう側、部屋の中から、こっちにおいでおいでする女性がひとり。 俺「お母さん?」 リ「おそらくは」 み「あっちもこっちに用があるってことね」 しばらくその方向見てたら、玄関の方から声がしました。 中から出てきたのは、俺とそんな歳の変わらなそうな男性。 「木村さんですか?」 木「はい、木村です」 勇「あぁ、勇は自分です。お金のことですよね?もしかして断られる感じですかね?」 と言われて木村さん。 こっちを見て「どうする?」的な空気を出すんですけども。 み「いいわよ」 とみどりが言えば。 木「いえ、請けていただけるようなので、お連れしました」 と木村さん言いました。 勇「マジすか!?その人らほんまもんっすか!?スゲー!とりあえずどうぞどうぞ!」 という。 まぁなんというか、このノリがなんというか…………。 今時っていうんだか、パリピっていうんだか…ですよ。
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