若みど誘拐事件簿。

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真「あの、お兄ちゃんの依頼で来てもらったんやとは思うんですけど、お母さん、この家にまだいてますか?」 聞かれて答えたのはおまる。 丸「我々がこちらのお家に入らせてもうた時に、おいでおいでをされていました」 あなたのお母様も、こちらに言いたいことがあるんでしょう、と言えば。 真「こういうの、私からもお願いしていいかわからないんですけど。ちゃんとお母さんに謝りたいのと、聞けるなら私のことも聞いてほしいんです。お母さんがどう思ってるか」 と真子さん言えば。 丸「わかりました」 おまるはリン君に、書き留めておくように指示を出し、次のご兄弟を…と真子さんに言うたんですが。 み「最後にいいかしら?」 真「はい」 み「あなた、お兄さんのこのご依頼、どう思ってるの?」 と、みどりが聞きました。 真「正直に言うていいですか?」 み「いいわよ」 お兄ちゃんに言わないでくださいね、と真子さんは言い、こう締めくくったわけです。 真「お母さんを“演出”なんて言わんといて欲しかったです。お涙欲しいなら、自分で作文しろと思います」 と言い切った真子さんに。 み「あなた大した女よっ!(笑)やりたいこと諦めないで、自立の道にいきなさい。あなたなら大丈夫よ」 そう言われて真子さんも、ありがとうございますと笑っていました。 泣いた真子さんも、最後は笑って面談終了。 おまるもみどりも、たいしたもんだっ!(*‘∀‘)
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