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勇「え?じゃああんたら何ができんの?」
……………イラッ☆としなくはない発言ですけど。
そこはリン君。
リ「あなたがお望みなのは、お母様の言葉ですね?」
勇「そうやけど、おかんおらんねやろ?」
“いない”とは言ってません、と言えば。
勇「え?」
リ「すでに天寿を全うし満足された方などはもう、この世に留まる理由はありません。よってどれだけ“叫んだ”ところで、いない人間を呼んでも反応などありはしないのです」
しかし………。
リ「何か未練がある場合、未だこの世に留まる“理由”があれば、それも可能になります」
そういうと。
勇「おかん、なんか未練あるんすかね?」
さすがに気になるんでしょうね。
リ「それはこれから聞いてみないことにはわかりませんね」
何も態度の変わらんリン君が言えば。
勇「めっちゃ怖いんやけど!おかんのこと頼みますわ!俺らのことは心配いらんし!俺が早く結婚してたらそんな心配もせんでよかったんかもしれんってことですか?」
勢い戻ってきたかっ!?と思いきや。
リ「それもこれからです」
勇「あっ…そうすよね」
ちーーーーーーーーーん。
さてと。
そんじゃ本題のお母さんのとこで、話を聞きますか。
ということになり、いったん家族には退室してもらいました。
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