若みど誘拐事件簿。

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俺ならどうしたかなと、今でも悩む。 お金が発生したら、嘘をつくわけにはいかんと思うけど、金をもらってない中で、この真実って伝える必要あるんかなと。 それでもみどりが、この家族に“真実”を伝えるという選択を選んだのは、残った家族に対する想いではなく。 死ぬまで“母親”を貫いた、典子さんのためやと言いました。 み「最期まで誰にも、ましてや家族にも“真実”を言わなかったあなた方のお母様は、“良い母親”だったでしょう?死ぬまで演じきったのよ」 みどりはそれを、自分を殺してまで貫いた“母心”なのではないかと言いました。 み「あなた方には出来る?そこまで自分を殺して、貫き通すこと。自分が自分が~なあなた(勇さん)には、初めてお会いしたアタシでも、無理だと思うわ」 それを貫き通すって、どれぐらいお辛かったでしょうね。 そして、貫いた強さを、典子さんは持っていたと言いました。 み「言いなりになるってことを、弱いからと思う?」 諦めからきた弱さと取るか。 み「アタシは“母性から出た強さ”だと思う」 それぐらい“良い母親”やったやろうと言いました。
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