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俺「〇〇さんって知ってます？」
言われて黙ったんで、もう一回聞きました。
俺「〇〇さんって…」
全部言う前に、
「さぁ、知りませんねぇ！それが何か？」
俺「いや、じゃあいいです」
「もういい？」と言うて、家の中入っていったんです。
俺ももう気にしやんと、リン君追っかけて車の方いこ。
そう思って出ようとしたら、勇さんが真っ青になって俺に言いました。
勇「なんで知ってるんですか？」
説明すべきか悩んでたら、次男も次いで俺に言うわけです。
「その名前、おとんの携帯に鬼電してきた人やろ？」
もう切れてるはずやのに、と。
子供にまで愛人バレてるとか、どんなご家庭なんですかね、この一家。
俺「本人知らんみたいやし、何も知らんでいいんちゃう？」
って俺が言うたら、おまる言いました。
丸「火遊びもほどほどにせんと、いずれ痛い目みることになりまっせ」
そうよなぁ。
あのお父さんも、いつか痛い目みると思う。
勇「その人、仕事関係で知り合った人で、俺も知ってるんですけど、何か月か前に、そこの会社辞めたって聞きました」
なんでも原因は鬱病やったとか。
勇「おとんが原因ですか？」
そんなこと聞かれてもなぁ…。
そこまではわからんけど、関係ないこともないんでないかと思うわけです。
ますます酷い親父やと思う。
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