若みど誘拐事件簿。

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見送りは結構やって言うたんですけど、それでも門の前まで出てきて見送ってくれた兄弟含め、5人。 み「アタシ、京都帰るから。ここでバイバイね、木村」 と言えば木村さん。 木「あの、京都の方、連絡先を…」 もごもご言うんですけど。 み「木村。車に乗ったら電話するから、絶対出なさい」 木「はい」 なんかみどり、機嫌悪いんか?と思ってたんやけど、リン君来たから車に乗って、さよならしました。 パリピ、ちゃんと頭下げてて、みどりと話せてよかったんじゃないかと思います。 俺「解決してよかったな」 丸「あのお父さんは、これから一悶着ありそうですけどな」 みどりもおまるも、外に来たんが愛人って気づいてたやろ?って聞けば。 み「そりゃあねぇ」 丸「そんなこっちゃろうとは思いましたけどな」 俺「何か可哀想やった」 と言えば。 み「愛人関係なんて綺麗なわけないじゃない」 愛人も愛人やと、みどり。 確かになぁ~と思って思い出しました。 俺「木村さんに電話は?」 み「そうだったわ」 今からスピーカーでかけるから、全員ちゃんと聞いててよ。 なんやったら車を停めろとみどりが言うんで、リン君も停めれそうな所に停めて、電話の内容を聞くことにしたんです。
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