プロローグ
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プロローグ

カチッ……チチチチチ…… 静かな部屋に、ガスコンロへ火を付ける音だけが響く。 まだ日が昇り始める前に起きた"かん"が、みんなの朝ご飯を準備するのが1日の始まりだ。 ここを俺たちは"ホーム"と呼んでいる。 古い小さなアパートの管理人だったかんが改装して、一階はみんなの共用スペースのリビング、二階はそれぞれの部屋となっている。 訳あって家族と暮らせなかった俺たちをかんが引き取り、児童養護施設さながら俺たちを育ててくれている場所だ。
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