通禁電車 結「通禁電車」

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「……大丈夫ですよ。じかに触らなくても、ちゃんとイかせてあげますから……」 耳の穴に吐息を吹きかけて、シャツの上から捕らえた乳首の突端をまさぐった。 首筋へ口を付けて、生暖かい舌で襟足の生え際の辺りをざりりと舐め上げつつ、 片手で胸の先を摘まみ、もう一方の手の平では陰茎のその先を執拗に撫で回した。 「ほら…こんなにもうじくじくとして……」 下着がないせいで、股間が布地とこすれるじんわりとした刺激が、逆に堪らない快感を喚び起こす。 「あぁっ……ダメ…だっ…」 「触ってほしいんじゃなかったんですか?」 わざとらしく尋ねられて、くくっと喉の奥で小さく笑われた。 その冷笑にビクンと下腹部が反応をすると、「もしかして、ドMですか?」と、再びくっ…とぐもった笑いが浴びせられた。
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