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「よし、うーの事飼おう!」
それは突然だった。
夕食後一家団欒している時にナミから発せられた一言。
「本当に?!?!!!」
「うん。姉に二言はない。」
「うわああああああああああああああ!!!やったああああああああ」
うーに出会ってから6日目の夜の出来事であった。
「うーまだいるの?」
「いるよ!!こないだ茶色い子犬もいたばっかりだから引き取り手全然現れないみたいだし!!」
興奮気味に一気に畳み掛ける。
「そう、ならナミ明日仕事休みだから、あんたが仕事行くときに一緒に行って連れて帰ってくるよ」
「ひゃああああああ!!嬉し死ぬ」
「何勝手に決めてんの!!絶対ダメって言ったでしょ!!お母さん絶対面倒みないんだからねっ!知らないかんね!」
「別にいいよ、ナミがちゃんとみるからお気になさらず」
さすが頼りになる長な、、いや長女。
「でもさあ、連れて来るって言って明日行ったらそーゆう時に限って他の人が先に連れて帰ってたりしてね〜(笑)」
「え、、なにそのありそうな落ち、、
いらないんだけど!絶対嫌んだけどおお!」
ナミは笑いながらいつもこうやって私をからかう。
そうゆう冗談はやめておくれよお兄、、お姉ちゃん。
ともかくこの日から、私たち中村家の運命は大きく変わる事になる。
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