三章 勇者と偽勇者と恩人勇者

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三章 勇者と偽勇者と恩人勇者

【簡易人物紹介メモ③】  信号機トリオ(空軍竜人) ▼アリオ  ファイアードレイクと言う赤い竜の一族。喧嘩っ早いが感情豊かで愉快な男。三人組の特攻隊長。赤信号なのに止まらない。 ▼オルガ  ガルグイユという青い竜の一族。幾分落ち着いてアリオに乗っかるクールに見えてお茶目な男。青信号なのでガンガン行こうぜ。 ▼キリユ  クエレブレという黄色い竜の一族。三人組の中で一番ビビリで常識的だが懐くとちょろい男。黄色信号だけど判定ガバガバ。 ▼マルオ  魔王の部屋付き従魔のカプバットの一匹。アゼルの眷属なのですこぶる従順、かつ心酔。シャルに名前を貰って特に可愛がられているため、他のカプバットに一目置かれつつ羨ましがられている。 9a8c7fe0-dc03-4b7f-b9e1-4f5fc066b617 「なんで俺ら従魔と一緒に紹介されてんだ! 俺らだけのハチャメチャコーナーがあってもイイはずだぜ! なんてったって魔族の憧れ、軍魔なんだからな!」 「仕方ねぇだろアリオ、俺ら一回しか出てないんだぜ? 描いてもらえただけ御の字ってもんだ。ということで聞き分けのいい俺らにお菓子を所望する!」 「オルガぁ~それじゃあお菓子目的なのがバレバレで世間は騙されてくれねえよぅ~! もっといい案考えてくれよ!」 「イイアン? リュウジンタチ、オカシ、ホシイノカ?」 「「「欲し~いッ!」」」 「キキィ! マルオ、オカシ、モラエル!シッテル! イッショニイコウ、キョウハ、リンゴ! リンゴトル!」 「馬鹿め! 俺らはお菓子が欲しいんだ、リンゴはいらないぜ従魔!」 「そうだぜ、俺らは美味しいお菓子が欲しいんだぜ」 「甘いやつがいいんだぜっ」 「ダイジョウブ! リンゴタクサン、モッテイク。ジャムニシテ、シャル、オイシイイッパイ! アマイ、イッパイ!」 「「「リンゴ狩りじゃあああああ!」」」
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