5112人が本棚に入れています
本棚に追加
/209ページ
二章 勇者兼捕虜兼魔王専属吸血家畜兼お菓子屋さんとは俺のことだ。
【簡易人物紹介メモ②】
▼ライゼフォン・アマラード
いつも微笑みを浮かべている魔王城のお母さん(非公認)。魔界宰相。
魔王になった時からアゼルの腹心として尽くし敬愛している。怒るととても怖いので、敵に回してはいけない美人。
▼ガードヴァイン・シルヴァリウス
魔界軍空軍長官な自由で少年の心を忘れないイカした竜人。
とある出来事からアゼルを兄のように慕っており、そのアゼルの恩人な上に頭をなでるのがうまいシャルにどっぷり懐いた本能で生きる男。
お気に入りはわかりやすく贔屓する。
「翼は消せないので顔差分がひとつ少ない。まったく酷い扱いです」
「ククク、俺は竜人化で翼消せるからなァ。出すこともできるぜ。まあ尻尾と角は消せねェよ?」
「ガドのほうは説明も細かい……推しだからと贔屓ですよこれ。みなさん忘れがちですが、私は魔界で二番目に偉い人なんですから」
「なんか未亡人みてぇだよなお前」
「ガド、そこに正座しなさい」
「(未亡人地雷だったのかァ……)」
最初のコメントを投稿しよう!