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いわゆる、派手で、遊び人のタイプの女から、自分と同じ、真面目で爽やかな印象の私を連れてきたことで、米倉が結婚に本気であると思ったのだ…
そして、本気の結婚相手である、私が、自分と瓜二つとまではいわないが、よく似た印象の女では、納得できない…
なぜなら、好子は、本当は、血が繋がってなければ、腹違いの兄である、米倉と結婚したかったに違いない…
それが、真実…
米倉が、好子をどう思っているか?
本当に好きなのか?
あるいは、
単純に、自分の父親に取り入るために、父親の溺愛する好子を好きなフリをしているのか?
本当のところはわからない…
ただ、嫌ってはいないだろう…
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