米倉の意図

7/7
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
 そして、その事実を米倉に確認しようとした…  が、止めた。  米倉が策士であることが、わかったに過ぎないからだ…  米倉は、見た目と違う…  それは、米倉の実父である平造と、腹違いの弟である、信造が、何度も口にしている。  私は、今さらながら、その事実を確認したに過ぎない…  私はただ、米倉の口車に乗せられ、今ここにいる…  その事実に今さらながら、気づいたに過ぎなかった…                 <続く>
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!