113人が本棚に入れています
本棚に追加
………
次の場所は…
比較的近い場所だった
陽もだいぶ傾き始め
オレンジから
少しずつ暗くなってきていた
車を駐車場に停め
降りた場所は
港の見える公園…
人もまばらに
歩いている…
公園から見える
ビルが連なって見える夜景は
キラキラと輝いて綺麗だ…
係留してる船もライトアップしていて
海にライトが反射し輝いていた
笹賀さんが
隣に並んで
私に歩調を合わせてくれてる
少し寒くなってきたかな?と
思っていたら
「…嶋崎さん?
もし…嫌じゃなければ
手を繋ぐ?」と言われた
「良いんですか?」
「君さえ良ければだけど…」
私が手を出すと
笹賀さんが優しく繋いでくれた
「…あったかいです。
笹賀さんの手。」
「うん…」
ふたりで並んで
海を眺めた…
黙っていても
違和感ない
前からふたりは
こんな関係だったみたい…
不思議と落ち着いていた…
………
最初のコメントを投稿しよう!