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………
開いた扉から出てきたヒトは…
当たり前だけど…
笹賀さんだった
私が…
「…笹賀さん。」と呼ぶと
「嶋崎さん…大丈夫？
気分の方は…どうかな？」
「…少し頭痛いですが、
大丈夫です。」
ホッ…
「それなら良かった…
フラフラだったからさ。
家に連れて帰ろうか迷ったんだけど…
気持ち悪いって
言い出したから
タクシー乗ってたんだけど
途中で止まってもらって
ここに来たんだ…」
「ご迷惑かけて
ごめんなさい…」
「ううん…
嶋崎さん…終電終わったんだよ…」
笹賀さんが悪くないのに
申し訳なさそうに言う…
「そうですよね…
終わってますよね？
…私もシャワー浴びて来て
良いですか？」
「あぁ…うん。」
私は立ち上がって
バスルームへ行った…
バスルームへ行ったはいいけど…
…ん？
よーく考えたら
マズイ？
今夜は泊まることになるんだ…
それも…笹賀さんとふたりで…
…どうしよう？！
………
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