第二章 承句

1/35
472人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ

第二章 承句

秘密とはある日突然露見するものだった── 「えっ、如月先生?」 「そう、何か知ってる?」 いつものようにお昼休みは気心の知れた親友とのぶっちゃけ本音トークの時間だった。 私たちがいつもお昼ご飯を食べている外庭は人の来ない場所だった。 入口には【立ち入り禁止】の看板が張り付けられた鍵のついた金網があって、一般の生徒は入れないようになっている。 ただ私は生徒会の役員として昼休みの度に外庭を見回りする──という役目から其処の鍵を預かっていた。 其れをいい事に天気のいい日はこうして背負いこんだ猫を下ろした素の私は親友の真穂子と開放感溢れるお昼を過ごしているのだった。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!