運命戦線

3/6
前へ
/6ページ
次へ
「まず、国民の皆様にご報告しなければならない事は、あの飛行物体は確実に日本国および先進国各国全てに攻撃する可能性があると言う事です、中でもまず始めに日本が第一目標になった事が確認されました」  大きくざわつく会場内。しかし、まだ話は何も始まって居なかった為、辺りの声を静めるとすぐさま続きを話し始めた。 「あの未知なる飛行物体はいわゆるUFOと言う物と呼んで差支えは有りませんが、正確には恐らくタイムマシンの様な物である可能性が非常に高い事が、アメリカより情報が届いてます」  さらにざわつき、全く現実味のない話に混乱する記者まで現れる始末であった。 「そんな馬鹿な!連合軍まで結成して相手はタイムマシン!だったらあれに乗っているのは未来人とでも言いたいんですか!!大体アメリカも一緒になって馬鹿な事を言うとは何事だ!」  一人の記者がそう言うと、まるで多数決でもしているかのように賛同し、総理に詰め寄る様に次々に矢継ぎ早に口火を切り、収拾がつかない状態へと変化した。 「静粛に!お静かに願います。これ以上騒ぐようでは会見を切り上げるしか」 「、、、、、、、一旦、会見を切り上げます。会場を移し記者は出入り無しでカメラのみの会見へと切り替えます」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加