序章 彼らは熱砂に覆われた王国へ

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序章 彼らは熱砂に覆われた王国へ

オーサムイ国を旅立ち数ヶ月、汗だくになってだらだらと歩いているおデブちゃんはいずれ魔王と闘い世界を救うはずの勇者ツオイ。 大魔法使いを目指すチセイ、大戦士を目指す女戦士ミイナとともに… おっと、忘れちゃならない、大事な相棒のスライム ジェイちゃんとともに魔王討伐に向け伝説の武具を探す旅をすることに。 そして、たどり着いたのが、伝説の勇者ターシーの陽光の籠手があると言われているこの地。 ツオイが身につけている陽光の腕輪が指し示した地はおデブでなくても歩くだけで汗だくになってしまう熱砂に覆われた灼熱のオーアチイ国という名の国。 勇者パーティの中で唯一の女性のミイナはプロポーション抜群で胸がかなり大きい。 そんな彼女は、戦士なのでピンク色の戦士の鎧を身に纏っている。 重い上にこの暑さだ。 胸の谷間に汗が滴り落ちてる。 「ちょっと、チセイ、何やらしー目で見てるのよ。あっち向いてよ。」とミイナ。 「誰がこの暑い中そんな暑苦しい胸を凝視するかよ。」暑さで苛立ちながら返答するチセイ。 「そうそう、そんな暑苦しい巨乳より、でっかい アイスキャンディーでも食べたいよ。」とツオイ。 ゴガンッ ミイナのゲンコツがツオイの脳天を直撃した。 「ったく、失礼なおデブだこと。減点10よ。」 そのやり取りを見てツオイの洋服に滑り込んで隠れているスライムのジェイちゃんがキキッって笑っている。
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